虫干し



虫干し

手打ちの掛軸は、良質の和紙と表装用裂地、糊を用いて作られています。
しまいっ放しにしておくとカビてしまうことがあります。

カビの予防のため秋の晴天時など湿度が低い日を選んで時々虫干しをします。

機械プレス打ちの掛軸は裏打ちに糊を使用していないので
手打ちよりカビの発生は起こりませんが
それでも掛けていると空気や湿度、空気中の細菌等との
接触時間が多くなるので発生してしまうことがあります。

使用していない掛軸も年に1、2回程度、
乾燥した日に虫干しする事をおすすめします。

(とはいえ、数十年の長寿命スパンで考えての事なので
あまり深刻にとらえる必要はありませんよ。)